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12/14

キイのカチャカチャ音

皆さんこんにちは、管理人です。

まだまだ続いている「木管楽器」の修理祭り。
サックス➡︎フルートと来て、今はクラリネットが続けて持ち込まれています。

何だか「仲間」を呼び寄せている感じになっていて、面白いです。

今日はクラリネットの修理でありがちな「キイのカチャカチャ音」の原因についてです。


今回の「キイのカチャカチャ音」は修理的に呼ぶと
「キイのメカ音」と称されます。

この「メカ音」の発生する原因についてお話しするのですが、「キイコルクの剥がれ」や「キイ曲がり」でない場合の「キイのガタつき」や「オイル切れ」に限っています。

何も壊れてないのにカチャカチャ鳴る?って場合に触ってみると良くなるポイントなので、ご了承下さいね。


まずはクラリネットで1番カチャカチャ鳴る、
「下管 左手小指のレバー」、正しくはLow E/BレバーとF#/C#レバーの写真です。

まあ、真ん中に写っているレバーだと思ってください。

このレバーを小指でピコピコ押した時に、「カチャカチャ」鳴るのが「メカ音」です。


で、何で「カチャカチャ」鳴るかと言うと、
「スキマ」があるから。 に尽きます。

金管のロータリーなどと同じで、2つのパーツが組み合わさって動くためにはわずかな「スキマ」が必要です。
※修理的に呼ぶと「クリアランス」と称しますが。

この「スキマ」は、ほんの少しだと悪さをしませんが
メーカーの作りの精度が悪かったり、部品が摩耗してスキマが大きくなっていると、部品同士がぶつかって「カチカチ」と鳴る訳です。

本来なら僅かなスキマにオイルが注してあってメカ音を消してありますが、オイルが切れていたりスキマが大きくなっているとオイルで誤魔化しきれずに「メカ音」がしてしまい易くなります。

ですので本当に「メカ音」を消すにはキイのスキマを小さくする「ガタ取り」を行わないといけません。


「ガタ取り」の方法には2つあってシャフトの通っているキイだと「パイプ延ばし」、ピボットスクリューのキイだと「ポストのネジ穴を追い込む」ことになります。

どちらも「キイ」と「ポスト」のスキマを狭くする作業になりますが、共通しているのは「ポストの幅」を狭くするのでは無い事。

基本的には「管体」を動かさないのが鉄則です。
※一部の古い楽器では「ポストのネジ穴」を追い込んでも意味が無い作りの為に違う方法をとったりしますが。


そんな感じできちんと「スキマ」を無くすと、たとえオイルが切れたとしても大きく「カチカチ」鳴る事はありません。

キイのガタつきも無いので調整も狂いにくく、よりタイトな調整も可能になります。

1つ上の状態を望むならやって損はありません。


そんな良いとこだらけに見える「ガタ取り」ですが、あまり調子に乗ってスキマをなくしても良くありませんのでご注意を!

「スキマ」=「安全マージン」とも言えるので楽器が暑さで膨張したり寒さで縮んだりした際に、キイが圧迫されて動きが悪くなる恐れがあります。

樹脂の管体はグラナディラよりも膨張率が高いので、特に注意が必要です。

全天候に対応するには「ある程度のスキマ」が必要ですし、そうなると「タイト」な調整は出来ません。

きちんとした環境のみで使用するのであれば、より「タイト」な調整が可能となる訳です。


管理人も一度、「ガッチガチにガタ取りされた」クラリネットを見せて頂いた事があります。

その時は冬で楽器が冷たく、キイが圧迫されて全く動いていませんでした。

楽器を持ってこられたのは県外の修理工房の方で、「ウチで直すとこうなりますよ!」みたいに仕上がりには自信ありそうでしたが、学校の環境ではやり過ぎだと思いましたね。


日本は四季もあり気候の変化が大きい国です。

「使用する環境を考えた調整」をするのが1番大切だと感じますね。
※きちんと温度管理出来る方ならオススメできます
ケースから出して即使用!みたいにはいかないだけです
 

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