06/07
管楽器価格の今昔(2002⇔2023)を比べてみた
Category : 営業日記/その他
皆さんこんにちは、管理人です。
昔からテレビの企画などで「昭和と平成を比べてみる番組」とかありますよね。
黒電話やポケベル、電車の硬券と改札挟みでのパンチ、企業の社員運動会とかが出てきやすいですね。
_φ(・_・ 昔は運動会と言えば大人がするモノだったんやで
先日そんな昭和・平成・令和を比べる番組を観て影響されたので、今日の話題は「管楽器価格の今昔」
早速比べてみることにしましょう。
使う資料はコチラの2冊。
ミュージックトレード社が発行している「管楽器価格一覧表」の2002年度と2023年度版です。
2002年度は平成14年。フロントアクションのテューバが表紙で大事に保管してきました♪
2023年度は令和5年ですね。奇しくもスーザフォンが表紙を飾っているのに因果を感じてしまいます。
その差はずばり「21年前!」
赤ちゃんこさえて成人するくらいの年月が過ぎていますが管理人は変わりませんねー(髪以外)
_φ(・_・ ちなみに当時の消費税率は「5%」
為替は1ドル=130円(2002年4月時点)でした。
ではでは比べて参りましょう。
まずはフルートさんから。
※金額は全て税抜定価となっています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ムラマツEXモデル (C足Eメカ無し)
2002年 ¥188,000-→ 2023年 ¥240,000-
_φ(・_・ 今も昔も変わらない国産フルートの雄「ムラマツ」さん。
21年間で「27,66%」の値上がりをしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤマハ YFL-211(現行品番YFL-212)
2002年 ¥75,000-→ 2023年 ¥82,000-
_φ(・_・ 皆んなのスタンダード「ヤマハ」
21年も経っているのに「9.33%」しか値上がりしていません。ヤベェ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈フルート価格差の感想〉
さすが国産…と言うかヤバいぞ日本。
21年間で1割〜3割しか値上がりしていませんでした。
経済成長的に失われた〇〇年と言われるだけはある…
続いてクラリネットさん。
国産とフランス産なので変動が大きいのは予想してますが如何に⁈
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビュッフェ・クランポン B♭cla R-13sp
2002年 ¥360,000-→ 2023年 ¥515,000-
_φ(・_・ クラリネットと言えばクランポンのR-13!
21年間で「43.05%」の値上がりをしていました。
意外にマイルド?な値上がり幅ですね
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヘンリー・セルマー (現セルマー・パリ)
B♭claシグネチャー※同一品名だがモデルチェンジあり
2002年 ¥498,000-→ 2023年 ¥865,000-
_φ(・_・ セルマーのクラリネットはモデルチェンジが激しいので機能も価格も別物すぎて単純に比較出来ないけど「73.69%」の値上がりをしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤマハ B♭claYCL-650
2002年 ¥180,000-→ 2023年 ¥235,000-
_φ(・_・ 流石のヤマハもクラリネットでは「30.55%」の値上がり幅。フルート以上の価格差はグラナディラの値上がり分の影響が大?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈クラリネット価格差の感想〉
海外、ヨーロッパのメーカーなので価格差が大きいと予想していましたが結果は43%と意外とまろやかな値上がり幅。※セルマーは参考記録
グラナディラの資源枯渇でコストアップしてるはずなので健闘したかな?
木管楽器の最後はサクソフォンさん。
海外勢がえらい事になるはずだから楽しみにしとけよ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
H.セルマー(現セルマー・パリ)
A.SAX SA80Ⅱ彫刻あり(現行品番SA80Ⅱジュビリー)
2002年 ¥359,000-→ 2023年 ¥720,000-
_φ(・_・ 皆んなの憧れH.セルマー。ジュビリーにフルモデルチェンジしたとは言え驚異の「100.56%」の値上がり幅!やはり高い!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤナギサワ A.SAX A-901(現行品番A-WO1)
2002年 ¥248,000-→ 2023年 ¥345,000-
_φ(・_・ こちらもフルモデルチェンジをして好評の国産サックス、ヤナギサワさん。「39.11%」の値上がり幅です。品不足さえ無ければなぁ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤマハ A.SAX YAS-62Ⅱ(現行品番YAS-62)
2002年 ¥265,000-→ 2023年 ¥340,000-
_φ(・_・ 比較対象として便利なヤマハさん。
名器YAS-62は大きなモデルチェンジこそしていませんが品番は変わっています。「28.30%」の値上がり。
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〈サクソフォン価格差の感想〉
やはりセルマーが凄い!知ってたがな!!
※20年間で倍になるのは「年3%の複利」に相当
セルマーの工場で働いてる人はお給料も倍になってるんだろうか?
国産勢は3割4割のまろやかな値上がり幅でした。
と言う感じで木管楽器の価格今昔でした。
いかがでしたか?自分が専門学校で勉強した当時(値段を暗記させられた)よりもかなり高くなっている印象です。
同じメーカーでも機種によってはもっと高くなってたり、逆に価格差が小さかったりもしますが。
金相場が高騰しているはずの総金造りフルートは意外に差が無い不思議現象もあってみたり。(all18Kで600万と726万の21%UP)
_φ(・_・ 原材料費として100万円UPしているだけなのかな?1g¥5000円上がったとして200gで100万円。
総金のフルートって何gでしたっけ?
あとは海外勢。
同じフランスメーカーでも価格差に倍近くの差があるのに闇を感じますが為替と人件費と材料費と輸送費燃料費なのでしょうね(早口)
こういう比較をすると「今と昔は物価が違うから」とか「初任給が違うから」と言われますが、この20年間だと初任給は変わりないですからねー
_φ(・_・ 1ドル360円の固定相場時代じゃあるまいし
年次統計とかを見ると大卒事務職の初任給は2002年で約20万4000円。
2022年の平均だと21万6000円と言う資料を発見。
_φ(・_・ この数字が本当に正確かはわかりませんが20年間で大体5%の上昇率くらいなのでしょうね。実際、実感はそれくらいですし(涙)
物価はねぇ…少なくとも税金は上がったよね。
消費税も5%から10%に倍増してるし。
次回は金管楽器を比べてみることにします。
こちらも海外メーカーが多いので中々の上がり幅になる予感。
( ´Д`)y━・~~ 楽器買うなら早めが良いよー
昔からテレビの企画などで「昭和と平成を比べてみる番組」とかありますよね。
黒電話やポケベル、電車の硬券と改札挟みでのパンチ、企業の社員運動会とかが出てきやすいですね。
_φ(・_・ 昔は運動会と言えば大人がするモノだったんやで
先日そんな昭和・平成・令和を比べる番組を観て影響されたので、今日の話題は「管楽器価格の今昔」
早速比べてみることにしましょう。
使う資料はコチラの2冊。
ミュージックトレード社が発行している「管楽器価格一覧表」の2002年度と2023年度版です。
2002年度は平成14年。フロントアクションのテューバが表紙で大事に保管してきました♪
2023年度は令和5年ですね。奇しくもスーザフォンが表紙を飾っているのに因果を感じてしまいます。
その差はずばり「21年前!」
赤ちゃんこさえて成人するくらいの年月が過ぎていますが管理人は変わりませんねー(髪以外)
_φ(・_・ ちなみに当時の消費税率は「5%」
為替は1ドル=130円(2002年4月時点)でした。
ではでは比べて参りましょう。
まずはフルートさんから。
※金額は全て税抜定価となっています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ムラマツEXモデル (C足Eメカ無し)
2002年 ¥188,000-→ 2023年 ¥240,000-
_φ(・_・ 今も昔も変わらない国産フルートの雄「ムラマツ」さん。
21年間で「27,66%」の値上がりをしています。
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ヤマハ YFL-211(現行品番YFL-212)
2002年 ¥75,000-→ 2023年 ¥82,000-
_φ(・_・ 皆んなのスタンダード「ヤマハ」
21年も経っているのに「9.33%」しか値上がりしていません。ヤベェ
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〈フルート価格差の感想〉
さすが国産…と言うかヤバいぞ日本。
21年間で1割〜3割しか値上がりしていませんでした。
経済成長的に失われた〇〇年と言われるだけはある…
続いてクラリネットさん。
国産とフランス産なので変動が大きいのは予想してますが如何に⁈
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ビュッフェ・クランポン B♭cla R-13sp
2002年 ¥360,000-→ 2023年 ¥515,000-
_φ(・_・ クラリネットと言えばクランポンのR-13!
21年間で「43.05%」の値上がりをしていました。
意外にマイルド?な値上がり幅ですね
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ヘンリー・セルマー (現セルマー・パリ)
B♭claシグネチャー※同一品名だがモデルチェンジあり
2002年 ¥498,000-→ 2023年 ¥865,000-
_φ(・_・ セルマーのクラリネットはモデルチェンジが激しいので機能も価格も別物すぎて単純に比較出来ないけど「73.69%」の値上がりをしています。
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ヤマハ B♭claYCL-650
2002年 ¥180,000-→ 2023年 ¥235,000-
_φ(・_・ 流石のヤマハもクラリネットでは「30.55%」の値上がり幅。フルート以上の価格差はグラナディラの値上がり分の影響が大?
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〈クラリネット価格差の感想〉
海外、ヨーロッパのメーカーなので価格差が大きいと予想していましたが結果は43%と意外とまろやかな値上がり幅。※セルマーは参考記録
グラナディラの資源枯渇でコストアップしてるはずなので健闘したかな?
木管楽器の最後はサクソフォンさん。
海外勢がえらい事になるはずだから楽しみにしとけよ?
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H.セルマー(現セルマー・パリ)
A.SAX SA80Ⅱ彫刻あり(現行品番SA80Ⅱジュビリー)
2002年 ¥359,000-→ 2023年 ¥720,000-
_φ(・_・ 皆んなの憧れH.セルマー。ジュビリーにフルモデルチェンジしたとは言え驚異の「100.56%」の値上がり幅!やはり高い!!
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ヤナギサワ A.SAX A-901(現行品番A-WO1)
2002年 ¥248,000-→ 2023年 ¥345,000-
_φ(・_・ こちらもフルモデルチェンジをして好評の国産サックス、ヤナギサワさん。「39.11%」の値上がり幅です。品不足さえ無ければなぁ…
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ヤマハ A.SAX YAS-62Ⅱ(現行品番YAS-62)
2002年 ¥265,000-→ 2023年 ¥340,000-
_φ(・_・ 比較対象として便利なヤマハさん。
名器YAS-62は大きなモデルチェンジこそしていませんが品番は変わっています。「28.30%」の値上がり。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈サクソフォン価格差の感想〉
やはりセルマーが凄い!知ってたがな!!
※20年間で倍になるのは「年3%の複利」に相当
セルマーの工場で働いてる人はお給料も倍になってるんだろうか?
国産勢は3割4割のまろやかな値上がり幅でした。
と言う感じで木管楽器の価格今昔でした。
いかがでしたか?自分が専門学校で勉強した当時(値段を暗記させられた)よりもかなり高くなっている印象です。
同じメーカーでも機種によってはもっと高くなってたり、逆に価格差が小さかったりもしますが。
金相場が高騰しているはずの総金造りフルートは意外に差が無い不思議現象もあってみたり。(all18Kで600万と726万の21%UP)
_φ(・_・ 原材料費として100万円UPしているだけなのかな?1g¥5000円上がったとして200gで100万円。
総金のフルートって何gでしたっけ?
あとは海外勢。
同じフランスメーカーでも価格差に倍近くの差があるのに闇を感じますが為替と人件費と材料費と輸送費燃料費なのでしょうね(早口)
こういう比較をすると「今と昔は物価が違うから」とか「初任給が違うから」と言われますが、この20年間だと初任給は変わりないですからねー
_φ(・_・ 1ドル360円の固定相場時代じゃあるまいし
年次統計とかを見ると大卒事務職の初任給は2002年で約20万4000円。
2022年の平均だと21万6000円と言う資料を発見。
_φ(・_・ この数字が本当に正確かはわかりませんが20年間で大体5%の上昇率くらいなのでしょうね。実際、実感はそれくらいですし(涙)
物価はねぇ…少なくとも税金は上がったよね。
消費税も5%から10%に倍増してるし。
次回は金管楽器を比べてみることにします。
こちらも海外メーカーが多いので中々の上がり幅になる予感。
( ´Д`)y━・~~ 楽器買うなら早めが良いよー